X02HT Review:Camera

前回のレビューから少し日にちが開いてしまいましたが、今回はX02HTで最も注目されないとい言っても過言ではない"カメラ"機能が果たしてどのようなものであるのか、について、写真を満載して掲載させて頂きます。


Review No.1でも掲載したこのカメラがX02HTのカメラとなります。
カタログスペックで見てみると.....

・カメラ(静止画)カタログスペック

  1. 有効画素数/撮像素子:200万画素/CMOS
  2. 最大保存容量/枚数 最大50MB・共有/120枚(目安)
  3. 静止撮影サイズ 1600×1200、1280×960、640×480、320×240、160×120
  4. 連続撮影枚数 3〜5枚
  5. ズーム デジタル10倍
  6. ライト(内蔵) なし
  7. QRコード認識 なし
  8. 接写撮影 なし

こんな感じのものです。別にSmartphoneだからカメラはどうでも良いという訳ではないとは思いますが、この機種に関してはカメラの性能は期待しない方が良いでしょう。Softbankの売り方からして、910SHや705NKとは扱いが違いますから。

.....と、レビューする前から落胆してしまいましたが、根気よく続けていきます。


Cameraのアプリケーションは、HTC独自のものと思われる"カメラ スマートフォン用"EN:Camera for Smartphone"のVer.4.53が搭載されています。アプリケーション全体が、しっかりと日本語化されたものです。



このアプリケーションへのアクセスには、二通りの方法があります。まず一つは、上の写真のように素直にスタートメニューから辿っていくという方法。この場合は、
スタート→エンターテイメント→カメラ
の順番で起動作業を行っていくこととなります。


二つ目が、本体右側面、JOGGRの下に装備されているハードウェアボタンのカメラボタンを長押しするという方法です。この方法を使用すると、メニュー等を介することなく、数秒でカメラ機能が起動可能となっています。


では、アプリケーションの解説に移っていきます。


これが、メイン画面です。カメラを起動した初期状態では、この画面が表示されることとなります。
全体がファインダー部分なのがお分かり頂けると思います。X02HTはもともと横画面なので、このアプリケーションとの親和性は高いかな...という印象を受けます。
左側の文字列が"デジタルズーム"の倍率を示しており、これはハードウェアボタンの"上下"で調整可能です。
また、同じくハードウェアボタンの左右では、ホワイトバランス(画面中央下部に表示されているもの)の調整が可能です。
なお、撮影には"決定"キーを使用します。
そして、各機能呼び出しには、ハードウェアキーの左側「ー」ボタンを介してアクセスします。
では、各機能について解説を行っていきます。


セルフタイマー機能:セルフタイマー、つまり撮影の"決定"キーを押してから、実際に画像が撮影されるまでの時間を調整する機能です。
1:オフ
2:2秒
3:10秒
の3選択肢が用意されています。個人的には2秒のセルフタイマーがどのような役に立つのか分かりませんでしたが、きっと何かの役に立つのでしょう。
ちなみに、上記以外の時間にセルフタイマーを設定することは出来ません。


環境設定:写りについて、設定を変更するときに使うメニューです。
上記写真はエフェクトのメニューを表示させた状態です。
ホワイトバランスメニューからは、シーン別(夜景etc...)ホワイトバランス調整が可能です。
そして、下の"効果"からは、グレースケールであったりカラーであったりといったような、写真全体にかかるような特殊効果をかけることが可能です。


解像度設定:"キャプチャ設定"メニューからアクセス可能です。
・小(160×120)
・中(320×240)=壁紙サイズ
・大(640×480)
・1M(1280×960)
・2M(1600×1200)
の五種類の解像度から選択可能です。一番下の"2M"設定が、このカメラの解像度をフルに使ったタイプとなります。
なお、現実問題、MMSで送信する場合には、せいぜい"大"設定程度が限度となるでしょう。


画質設定:こちらも"キャプチャ設定"メニューからアクセス可能です。
カメラで画像を撮影する際に、その写真の"ドットの処理"をどのように行うのかについて、4種類から選択可能です。
特にこだわりが無い限り、スーパーファインで問題ありません。


キャプチャモード設定:こちらで、写真撮影後の用途に合わせた設定が可能です。アドレス帳用の写真であったり、MMS用であったりと様々な設定が用意されています。


詳細設定(1):このメニューでは、撮影本体に関わることではなく、バックライトであったり、保存形式であったり、そういった、Macで例えると"環境設定"的なことが編集可能です。


詳細設定(2):バージョン情報や、保存ファイル名は、詳細設定内部のタブ切り替えで表示させて編集します。

以上が、カメラ機能アプリケーションの解説です。このレビューで少しでも、X02HTの雰囲気を感じて頂ければ幸いです。


おまけ:QVGA解像度撮影画像サンプル

X02HT Review:Softbank Mail

さて、前回は外見をレビューしたX02HT
今回は、Softbank mailというアプリケーションのレビューを行いたいと思います。

さて、このSoftbank Mail。最初から端末にプリセットされているアプリケーションです。
用途としては、SMS/MMS(現在はS!mailという名称かな?)でメッセージングを行うものです。
X02HTはメッセージング端末として最適な形状をしていますので、このアプリケーションの使い勝手によって受ける印象も大きく変わってくるのではないでしょうか。
そんな、Softbank Mailを主にキャプチャーしたスクリーンショットをベースに解説していきます。



Softbank mail。正式名称は"ArkSoft Mail"のようです。海外では、このArksoft製のソフトがTreoなどで主にMMS送受信用に使用されているケースもあるようですが.......とりあえずそれは置いておきます。
現段階でのバージョンは、Ver:4.0.5.33 for Softbank となっています。


Softbank mailの起動には二種類の方法があります。

まず一種類目はToday画面(home画面・待受画面)から直接、
Softbankメール(*)
と書いてある欄にスクロールして決定ボタンを押す方法です。この方法で起動すると、受信ボックス(inbox)へと直接移動します。



二つ目は、素直にメニューから起動する方法。
Today画面→スタート→メッセージ→Softbankメール
で起動が行えます。この場合はSoftbank mailのメインメニューが表示されます。


これがSoftbank Mailのメインメニュー。上から
新規作成:メールを作成するための項目です。
受信ボックス:受信したMMS/SMSはここに置かれます。
下書き:メール執筆中に中断した場合はここに置かれます。
未送信ボックス:送信前のメールはここに置かれます。
送信済みボックス:既に送信が済んだメールはここに置かれます。
サーバーメール一覧:圏外から復帰した際や、何らかの原因でMMSがサーバで止まっている場合、ここからサーバのメールを操作して、削除したり全文受信を行うことが出来ます。
設定:バージョンを見ることが出来たり、写真貼付時の解像度変更、メールの並び順、そして署名の管理などを行うことが出来ます。
となっています。それぞれの機能の左側に割り振られた数字と同じ番号のをハードウェアキーを押すと、その機能をスクロールせずに選択することが可能となっています。


新規作成を押すと表示される画面です。ここからMMS(マルチメディアメッセージ)か、SMS(ショートメッセージ)のどちらを作成するかを選択可能です。


MMS作成画面。一般的なメールソフトと同じ配列となっています。入力時には、入力したい場所(例えば件名)をスクロールで選択してから入力する形となります。


MMS作成画面で"宛先の追加"を選択した際に表示されるメニュー。
連絡先から:アドレス帳から選択する場合はこちらから可能です。
送信履歴より:これまでに送信したSMS/MMS履歴から宛先を選択可能です。
宛先直接入力:電話番号であったり、メールアドレスを直接入力する場合はここを選択することにより可能です。
発着信履歴から:過去の通話履歴から"現状ではSoftbankユーザー宛のみに"電話番号で送信する場合はこちらです。
この4つから選択可能となっています。


SMS作成画面。説明するまでもないでしょう。


受信ボックス。一度に四件の表示が可能であり、送信元、送信日時、件名、サイズが一覧表示されます。


一通り、Softbankメールはこのようなアプリケーションです。
使ってみた感想ですが、思った以上に従来のSoftbank端末(国産)のUIとも近づけられた一般的な操作性で、今まで国産の端末しか使ってこなかった方でも、違和感無く移行可能ではないかな、という感じを受けました。
また、アプリケーション自体の動作は、割合軽めで(911SHや812SHなどのような超絶的なUIの操作性の軽さではありませんが)、今のところストレスを感じることは殆どありません。


Windows Mobile + ストレートQWERTYキーボード端末

このコンセプトにもしっかりと合致する、優れた出来のアプリケーションと言えそうです。

X02HT Review:外見

久しぶりに発売日に購入した携帯電話端末、X02HT
HT?何それ、と思う方の方が多いと思うのですが、台湾に本社のあるHTCというメーカーが製造、ソフトバンクが販売している端末です。世界的には、Windows Mobile搭載のスマートフォンと言ったらHTC、という式が成り立つほど有名な企業ですが(0EMがメインだった時期が長過ぎるからそうでもないのかな?)、日本での知名度は残念ながらまだまだ低いのが残念です。
HTだからと言ってHiTachiという店員さんのジョークも昔耳にしたことがある気がするが、そうではないので注意が必要。

このエントリーではそんなX02HTを、何故か他のブログでもあまり触れられないことも多い外見から見ていくことにします。


全体写真。2.4inchの横向き液晶画面の下に、QWERTYキーボードが付いたストレートタイプの端末。
日本ではWILLCOMW-ZERO3シリーズが早くから有名になったからか、このスタイルのスマートフォンは特異な形状に見える方も多いよう。
海外では、TreoであったりMotoQであったり、勿論Blackberryであったりととてもポピュラーなスタイルの端末となってます。
空港とかに行くと、外国人の方が両手でぴこぴこ入力してる姿を良く見ることが出来るので、もし行く機会がある方がいたら注意して見てみると面白いかも知れない。日本でもそういう光景が見られるようになれば嬉しいなぁ.....。


Nokia6630との比較。まあ、一般の携帯電話サイズとの比較だと思ってくれれば大丈夫だと思います。812SHとの比較しようと思ったけど持ってくるのがだるかったので勘弁してください(´・ω・`)
見てもらえれば分かると思いますが、従来のスマートフォンの(というか=W-ZERO3だけど)概念を覆すほどのコンパクトさです。
横幅は多少広めですが(QWERTYキーボードを積んでいる以上やむを得ない)、その分ホールド感は高まっています。
スーツの胸ポケットに入れても入れてる感じが全くしない、そんな端末です。



キーボードのアップ。感覚としてはNokia E61のキーボードよりもう一回り小さくした感じ(ますます分からないかw)です。
店頭でホットモックを触る程度では「使いにくいなぁ...」と感じられるかも知れないんですが、実際使ってみると非常に使いやすい。両手打ちは勿論可能ですし、ラッシュ時の満員電車の中でも片手打ちが可能です。
クリック感は、しっかりカチカチという音も鳴るしっかりした感じです。ふにゃりとはしてません。
なお、通常の店頭に並んでいるモックと、実機のクリック感は全く違うのでご注意下さい。



"=Softbank"なLOGOです。私が購入したものは黒ですので、メタリックな下地の上に白色で印字されています。
LOGO消そうと思ったことがないので分かりませんが、しっかりとした印字がされています。



光度センサー。
これで、周りの明るさをチェックします。明るい場所ではキーボードのバックライトが消え、暗い場所ではONになる、そんな感じです。




耳当て部分(液晶の上)。ネットワーク接続中は、写真のように光る形になります。
あんまり目立たないですが、いつもチカチカしてます。
うっとおしいと思う方もいるかも知れません。



端末上部にある外部端子。ここからあらゆる用途の周辺機器への夢が広がるかも知れません。
充電もここから行いますし、ヘッドセットへの接続もここからです。
カバーには、しっかりとした回転式のプラスチック部品が使われています。



右側面のカメラボタン。ここからカメラが起動可能です。起動には数秒かかります。



JOGGR。いわゆるタッチパットです。3つのボタンがついており、上部から
・バックボタン:ハードウェアキーボードの「←」ボタンに相当うる機能を持つ。ダブルタッチで動作。
・スクロールボタン:Webサイトやメールのスクロール、通話中の音量調節などの用途に。なぞるようにすれば動作。
・メールボタン:メールソフトが立ち上がる専用ボタンです。ダブルタッチで動作。
という機能を持っています。
使い勝手ですが.........残念ながら私は今のところ使いこなせていません。機能をOFFにしています。



端末左側面。上から電源ボタン、MicroSDスロット、マナーモード兼ボイスタグ認識ボタンとなっています。
電源ボタンの使い勝手は、Nokia製端末の電源ボタンと同じようなものだと思ってください。
MicroSDスロットは、外部端子スロットと同じような構造の入り口です。
マナーモードボタンは、長押しでモード切り替え、短く押せばボイスタグ認識機能となります。



カメラ。200万画素のものを積んでいますが、マクロは非対応です。とりあえず付いてる感じです。
カメラ機能起動中の動きへの対応はスムーズ。カメラ機能がメインな人は買うべきではない、というような画質ですが、メモ用となら十分かな。



アンテナ。裏面右下部の円形のものがそれです。マニュアルにも手で覆いすぎないように書いてあります。
なお、この部分は電池パックのカバー部分でもあります。


と、こんな感じです。なんとなく、雰囲気は掴んで頂けましたでしょうか?
もしこの記事を読まれて少しでも興味を持ってくださったら、それ以上の幸せはありません。

はじめまして

三日坊主の私が、このダイアリーでやっていきたいこと。
・携帯電話業界の動向についてのメモ
・なにかあればレビュー
・日々の記録

人の参考になれるものが書けるかは分かりませんが、どうかよろしくお願いします。